Herman Hitson – You Are Too Much For The Human Heart / I Got That Will(ATCO Records – 45-6566)
Herman Hitsonはフィラデルフィア生まれのフロリダ育ち。一説によると1962年にツアーでアトランタを訪れ、気に入ってそのまま居つくこととなったとか。そこで、運命の出会いを果たします。そうです。Lee Mosesとの出会いです。彼らはお互いのセッションでギターを弾き、曲を書き、共通のプロデューサーであるJohnny Brantleyのもとで活動することになります。
Herman Hitsonの最初の録音は、地元起業家wallace spanのレーベル「Royal Records」でおこなわれました。このレーベルからリリースされた2枚のシングルはどれも素晴らしいものでした。なかでも「Been So Long」は、それを証明するかのようにローカルヒットします。その後、Herman HitsonはJohnny Brantleyと組み、以後10年近く活動を共にしました。彼らの最初のコラボレーションは、今回ご紹介するシングルは、Lee Mosesのソングライティングが光る「You Are Too Much For The Human Heart」です。Johnny Brantleyは、この曲をファンキーな「I Got That Will」と共にアトランティックに持ち込みました。ここで、Herman Hitsonは、アルバム1枚分の録音をおこないましたが、アトランティックはこれをお蔵入りにします。その後、Johnny BrantleyはJimi Hendrixの成功に目をつけ、この録音にJimi が参加していたと嘯き、リリースします。
こののち、Herman HitsonはMinitレーベルから2枚のシングルをリリースします。最初の1枚「Yes You Did/Better To Have Loved」は、ニューヨークで録音され、当時Johnny BrantleyのもとにいたOhio Playersがバックを務めました。2枚目のシングルはジョージアでの録音で、Lee Mosesの「She’s A Bad Girl」のバックトラックにHermanのヴォーカルをオーヴァーダブしたものと、Herman の自作曲「Show Some Sign」という構成でした。
Herman Hitsonはその後、自らのレーベル「Sweet Rose」を立ち上げ、Freddie Terrellと共作した「You Can’t Keep A Good Man Down」をリリースしますが、残念ながらヒットすることはありませんでした。彼の最後の作品は1979年にリリースされた娘への賛歌「Ayana (The Baby Song)」で、これをもって彼のレコーディングアーチストとしてのキャリアは終わりを告げます。
果たして、未発表曲のいくつかが日の目を見ますが、その出来にはムラが目立ちます。未発表でしかるべき仕上がりだといえるでしょう。
2000年以降、彼は3枚のCDといくつかのシングルを発表しています。しかしながら、盟友Freddie Terrellのバンドがバックを務めているものの、ディープソウルファンの琴線に触れる作品を世の出すには至っていません。
Country: US
Released: 1968
Tracklist
A You Are Too Much For The Human Heart/Written-By – Lee Moses
B I Got That Will/Written-By – Herman Hitson
Pressed By – Specialty Records Corporation
Produced For – Vidalia Productions
Published By – Cudda-Pane Music
Published By – Cotillion Music
Arranged By – T. Staff
Producer – Johnny Brantley


Herman Hitson You Are Too Much For The Human Heart
Herman Hitson - I Got That Will